フサフサの人も必読!「ハゲの真実」30

2015-04-22 [週刊大衆04月27日号]



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頭髪に関する話題は、ほぼタブーなのが日本の社会。だが、男だったら誰だって、本当のことを知りたいのだ。

「外国人は髪や肌の色のせいか、ハゲてもカッコいいんだけど、日本人は落ち武者みたいでイヤだよね」
と語るのは、"天才"として知られるプロレスラーの武藤敬司氏(52)だ。

もともと長髪の二枚目レスラーとして活躍していた武藤氏だが、20代後半からファンの間で"毛の量"についてささやかれるように。
「試合は裸だから、つかむ場所は髪の毛しかないんだよ。倒れてると、相手が髪の毛をつかんで引っ張るわけ。引っ張られるスピードに、いかに早くついていくかが重要だったね(笑)。あと、試合中に倒れてると、相手が俺の髪の毛を踏んでいる。気づかずに立とうとしたら、そのままドバッと抜けたりしてさ。どんな技よりショックが大きかった(笑)」

そんな武藤氏が、2000年大晦日、大阪ドームでの試合でスキンヘッドで現れたのは、周知のとおり。
実は本誌記者(55)も、若い頃から薄毛に悩み、武藤選手の姿に力づけられた一人。そこで今回は、誰もが知りたい「ハゲの真実」30を、識者に聞いてみた。

では、そもそも、なぜハゲるのか?
前頭部や頭頂部が薄くなる、いわゆる「男性型脱毛症」は、早い人だと20歳頃から、遅いと40代で、3人に1人が発症するという(欧米人は2人に1人)。公益社団法人日本毛髪科学協会の山口智江研究センター副センター長が解説する。
「思春期を迎えると、体内で作られる男性ホルモンが増え、ヒゲが硬毛化を起こすなど体全体が男らしくなります。ところが、同じ男性ホルモンが前頭から頭頂部の毛を生やす毛乳頭細胞に入ると、5α‐DHTといういっそう強力な男性ホルモンに変化し、その部分の軟毛化が起きるのです」

これが「ハゲのメカニズム」だが、同じ男でもハゲる人とそうでない人がいるのはなぜか。
「一番の理由は遺伝ですね。ご自分の父親や、祖父がハゲている人は、男性型脱毛症になる確率が高いんです」

前出の武藤氏も、親戚一同ハゲているため、いずれ訪れる"運命"を、20代の頃から覚悟していたのだと言う。
「ただその当時、会社の売り出し方が二枚目路線だったから、"ハゲちゃいけない"って、いろいろ抵抗はしたんだよ。マッサージに行ったり、養毛剤をつけたりシャンプーのいいのを使ったりしてさ。効果があったのかなかったのか、スキンヘッドにしちゃったからわかんないけど(笑)」

親や先祖がハゲなら、自分もやっぱり……!?
そう肩を落とす人に、『やってはいけない頭髪ケア』(青春新書)など頭髪関係の著書も多い、全国理容連合会名誉講師の板羽(いたば)忠徳氏(理容師)が希望をもたらしてくれた。

「そんなことはありません。父を含め、私の親戚は50代でハゲている人が多かったんですが、私は今もフサフサですから」
確かに板羽氏は、剛毛アフロヘアで、とても70代には見えない。
「脱毛の原因は遺伝だけではありません。食生活のアンバランスや、精神的なストレス、そして間違った髪の手入れなどもあります。私のこの髪は、そうしたことに注意してきた結果なんです」

現在はそこそこフサフサの人でも、油断は禁物。このような原因が加われば、薄毛の兆候が現れる時期や進行の度合いが早まるのだという。
「特に油断禁物なのはヒゲや体毛が濃い人。男性ホルモンが多い分、よりハゲやすい。安倍首相や作家の五木寛之氏などは、髪がフサフサでもヒゲが薄いから、よほど不摂生しないかぎり大丈夫でしょう。また、自分で頭皮をマッサージしてみて、頭皮が固くて動きにくい人も要注意です。それだけ血流の流れが悪く、毛髪の成長を妨げているからです」

ここで気になるのが、少なくなった髪のお手入れ方法だ。
「適度な皮脂は、頭皮の乾燥を防ぎ、また髪にツヤと潤いを与えてくれます。しかし、皮脂の量が過剰で酸化すると、脱毛を引き起こすことがわかっています」

正しくシャンプーしないと、この「過剰な皮脂」が取れないことが多いのだ。
そこで板羽氏が勧めるのが、自身が「髪様シャンプー」と名づけた頭の洗い方。
「第一に、シャンプーは、頭皮に刺激の少ない弱酸性のものを使うこと、また、過剰な皮脂は毛穴に詰まってなかなか落とせないので、シャンプー前にクレンジングオイルでマッサージし、毛穴の脂を溶かして浮き出させることが大事です」

クレンジングオイルは、ツゲ科の多年草から抽出されたホホバオイルがお薦めだという。
「マッサージの際は、頭皮にオイルを揉み込んだら、蒸しタオルを頭に巻き、10分ほど置きます。シャンプーは、指の腹でゴシゴシこすり洗いするのではなく、指頭を頭皮につけ、頭皮を動かすようにするのがポイントです」

なぜ、指の腹ではダメかというと、
「髪の毛は約5年で自然に抜け落ち、新しい毛が生えてきますが、新生毛はきっちりと頭皮に根付いていないため、指の腹でこすると抜けてしまうから」
だという。
髪の再生は十分にありえる!

また、シャンプーは2度するのがコツ。1度目は皮脂の洗い流し、2度目は頭皮マッサージのためだ。

ところで、最近はシャンプーを使わず、ただお湯で洗う「湯シャン」なるものが一部で流行しているが、これは有効なのか?
「ケースバイケースでしょう。皮脂の多い方なら、シャンプーを使ったほうがいいでしょうし、皮脂が少ない方なら、シャンプーを使うことで適度な皮脂まで逆に洗い流してしまうかもしれないですから」(前出・日本毛髪科学協会の山口氏)

さて、読者の中には、パーマをかけたり、毛を染めている方もいることだろう。これらが髪の毛に与える影響はどうなのだろうか。
「どちらも髪を抜けやすくしますので、頻繁にはやらないほうがいいでしょうね。ただ、それだけが原因で薄毛にはならないでしょう。それに、髪が細くなっている人は、パーマをかけると逆に髪が多く見えるわけで、悪いことばかりだとは言えません」(板羽氏)

一方で、「喫煙者はハゲやすい」という説はよく耳にするところだが、
「タバコをたくさん吸うと毛細血管が弱るので、発毛を阻害し、脱毛の危険性は高まるでしょう。だからといって、禁煙すれば薄毛や脱毛が治るというものでもありませんね」(板羽氏)

とはいえ、読者の中には、もうすっかり男性型脱毛症が進行してしまい、「今さら小手先の対応なんかじゃ、どうにもならない」と諦めている人も少なくないはずだ。
ところが板羽氏は、驚くべき真実を教えてくれた。
「ケガなどで傷つけたりしていなければ、毛根は死んでいません。微小なうぶ毛は生えてきていて、見えないだけなんです。だから、髪の再生もありえます」

なんとも頼もしい話だが、ただし、
「髪の再生には、最低でも"ハゲ始めてから現在に至るまで"と同じくらい以上の期間を要しますので、ハゲ始めてからの放置期間が長い方は、厳しいかもしれません……」

高齢者は特に難しいようだ。そんな中、21世紀の現在は、ハゲに効く薬は発明されていないのだろうか。
前出の山口氏が語る。
「日本皮膚科学会ガイドラインによると男性型脱毛症には、薬局で販売もされている塗り薬のミノキシジルと、『プロペシア』と呼ばれる内服薬のフィナステリドが、効果があるとされています」

ミノキシジルは、『リアップ』という商品名で販売されており、実は本誌記者、どちらも試してみたものの、効果が感じられなかったのだが……。
「それは目に見えるほど発毛しなかっただけで、6か月以上使えば、脱毛を遅らせる効果はあるはずです。ただ、高齢になるほど効き目が落ちるようですので、早期の使用をお薦めします」
特効薬が生まれる可能性は?

ミノキシジルのような育毛剤や養毛剤の使用には、工夫が必要で、
「風呂上がりに使うのなら、まだ頭皮が完全に乾いてないうちにつけること。完全に乾き切ってしまうと、毛穴から吸収されにくくなるからです」(前出の板羽氏)

また、プロペシアの約3分の1の価格で並行輸入されている『フィンペシア』という薬もあるが、これの使用は問題ないのだろうか?
「フィンペシアはプロペシアの同等品といわれており、医者の指導で服用すべきものですが、世に出回っているものの中には、紛い物もあるようです」(板羽氏)
というわけで、さまざまなリスクを考えれば、正規の薬を使ったほうがよさそうだ。

では、近い将来、特効薬が生まれる可能性はあるのだろうか。
「2013年1月の慶応大学医学部の発表では、まだ動物実験の段階ですが、iPS細胞を使い、毛包の部分再生に成功するなど、脱毛症治療薬の開発は進んでいます。ただし実際は、還暦の私が生きている間に実用化するのは難しそうです。実現するのは次の世代のことでしょうね」(山口氏)

と、ここまで29の「ハゲの真実」を太字で記してきたが、最後の1つを、髪が薄い人に対する武藤氏のハゲましの言葉で、記事を締めくくろう。
「きっとハゲてる人のほうが、人類として進化してるんだよ。毛むくじゃらのサルから生まれて、いずれはみんな、進化してハゲるんだ。今はその途中の過程。だから、むしろ誇りに思っていいよ」

その日がやってくれば、世界はまばゆい光で満たされることだろう。

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